ヨーロッパトウヒ(ドイツトウヒ)の魅力
当店で販売している4種類の樹種の中で今回ご紹介したいのが、主に欧米でクリスマスツリーの木として利用される事が多いヨーロッパトウヒ(ドイツトウヒ)です。
冒頭に載せた写真は私が3年前に樹高80センチほどの苗木を購入して畑に植えたもので、2番目の写真は現在直売所で販売している今年の春に発芽したばかりのものとなります。
この3枚目の写真は昨春発芽し、その年の秋に畑に植えた満1歳のものです。
毎年春になると新しい枝葉を一気に伸ばし、ロップイヤーうさぎの耳のようにだらんと垂れ下がったモフモフとした姿になります。
インターネット上で色々と見てきた情報によれば日本でクリスマスツリーとして使われるウラジロモミと比べると成長が遅いと書かれているものが多いのですが、実際に自分で育ててみた感想としてはそこまで変わらないのでは?と感じます。
庭木や生け垣として使う樹木は成長が遅い方が重宝されるようですが、日々世話を焼いて育てている立場とすると、毎年それなりの速度で育ってくれた方が「大きくなったなぁ」という達成感がより強く感じられて嬉しくもあり、そこが私の、まだまだ商売人としての割り切りが欠けている部分でもあります。
この木はとても丈夫で、発芽後2年くらいのうちは風通しの良い場所にさえ置き週に1~2度の水やりさえ怠らなければ、そこまで暑さ寒さに慎重にならなくても大丈夫です。
栄養不足の状態だとハダニなどの害虫にやられた時の抵抗力に不安が残りますので、市販の固形肥料を春と秋に1回づつくらい、木の大きさに合わせて入れてあげると良いでしょう。
春のモフモフしたかわいい姿の写真も皆様にお見せしたかったのですが、PCにもスマホにも残っておらず、お見せすることが出来ませんでした。申し訳ありません。
かわいい木ですよ。
.