甲斐大和@山梨で苗木直売所のブログ

山梨県の甲斐大和で無人の苗木直売所を営んでいます。直売所の情報発信をしつつ、本格的に地域おこし、まちおこしを進める為の情報発信やご意見を承ったりしたいと考えています

甲斐大和の駅前に登山やトレッキングの方のための前泊施設を作りたい

 

 

 JR甲斐大和駅のすぐ目の前に、とても広大かつ立派な建物を備えた甲州市立大和中学校があるのですが、残念ながら今春限りで閉校になってしまいました。

 

 理由は言わずもがなで、人口減少、生徒数減少の為であります。

 

 閉校されてしまう学校と言うと建物が老朽化していたり小さかったりするイメージが私の中にあるのですが、こちらは東京の都市部にあっても全く見劣りのしない立派で新し目の建築物が威風堂々と構えており、これをそのままにしておくのはあまりに惜しいと、春以来考え続けておりました。

 

 

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 市役所の支所にいる職員さんに閉校後の跡地利用についての予定を聞いてみた所、「様々な団体などにご活用いただく方針」という回答があったものの、その支所の窓口にある、この地域に複数あるハコモノの利用予定表ですら片手で数えられる程度しか埋まっていない状況でありまして、それからいまに至るまで、閉校後の大和中学校が活用されている様子は、案の定、全く見られませんでした。

 

 

 実にもったいない事だと思いました。

 

 

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 それで私なりに考えてみたのですが、これだけ登山やトレッキングなどで需要の多い地域なのですから、その地域特性を活かした、前泊施設にしてみてはどうでしょうか?

 

 

 前泊施設とは私が勝手に考えた言葉であり構想に過ぎませんが、登山に訪れる方がそれぞれのご地元から始発電車に乗って来訪されるのではなく、前の日の晩から甲斐大和に来て、こちらで一泊して、それこそ日の出と共に登山を始められるようにする活動拠点としてはどうか?という事です。

 

 校舎や体育館(講堂?)で寝泊まり出来るようにしても良いですし、テントをレンタル出来るように準備して校庭で簡易的にキャンプを張れるようにしても良いでしょう。

 

 一応学校ですから周囲をフェンスに覆われていますので、シカやサルに平穏を脅かされる心配は無いはずです。

 

 

 そうする事で、来訪されるお客様が朝5時前後の始発電車に乗るために朝3時や4時に起きて自宅を出発するよりも睡眠時間を確保しやすく、体調管理に寄与できます。

 

 一緒に登山に出かけるお友達とご一緒に前泊をすれば、メンバーの誰かが寝坊してスケジュールが狂う心配もなくなります。

 

 前泊施設で出会った人々とともにジャンボタクシーを呼んで、路線バスの時刻表に縛られずに一緒に山へ向かう事も出来るでしょう。

 

 そういった形で地域を挙げてお客様満足の向上をはかるべきです。

 

 

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 食事類の準備は徒歩圏にセブンイレブンがありますからコンビニ飯で済ませる事も出来ますし、水道やトイレもあります。簡単な炊事もできます。

 

 地域の飲食店を活用して頂いても良いですし、出前を取れるようにしても良いと思います。

 

 施設の管理はシルバー人材センターや、すぐ近くにある福祉会を通じて利用者さんの障害者雇用の場とする事も出来るのでは無いでしょうか。

 

 

 利用料金が1泊1000円程度になるような、そういったごくシンプルに安全な場を提供するに留めれば、既存の宿泊業者さんの民業圧迫をせずに済むと思います。

 

 

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 甲州市には活用が不十分な、いわゆる「ハコモノ」がかなりの数存在します。

 

 この甲斐大和だけに限っても大和アリーナや自然学校、道の駅の奥にある農作物加工体験施設、ふるさと会館、旧村役場などがあります。

 これと同じか、それ以上のものが塩山にも勝沼にもあるわけですから、これをむざむざ放っておくのは問題があります。

 

 これらを都会の人達が見れば「税金の無駄遣いだ!」と血相を変えて怒られるだろう事は間違いなく、東京のテレビ局に見世物にされて抗議電話の集中砲火を浴びるよりも前に、利活用を考えていかなければなりません。 

 

 

 その為にも、まずは駅の目の前にあって利活用の手段がたくさんある大和中学校を早急に利活用していくべきではないでしょうか。

 

 

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