2027年に横浜で行われる国際園芸博覧会になんとか食い込みたいと思って頑張っています
開催まで5年を切ってもなお目立たず盛り上がらずで、認知度も低いままのようですが、2027年に横浜市北部で国際園芸博覧会が行われることが決まっています。
かつて大阪で行われた花博や愛知県で行われた愛・地球博と同じグレードの博覧会が行われます。
花博や愛・地球博の時とは比べ物にならないくらい環境保護への意識が強まっているこのご時世ですので、本来であればもうちょっと盛り上がっても良さそうにも思えるのですが、開催地へ新たに建設される予定だった公共交通機関の計画が頓挫してバス輸送しか打つ手が無くなってしまったり、コロナ禍が長期化して大規模集客イベントそのもののモチベーションが低下してしまっていたりで、あんまり芳しい雰囲気ではありませんが、それはそれとして、ここになんとか食い込んでいきたいと考えています。
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私は元々耕作放棄地の問題に強い関心があり、借りられる耕作放棄地を探し求めて地元神奈川から山梨へ移り住んできた、という経緯があります。
また、その耕作放棄地の雑草を刈り取って何かしら植物を植えれば満足するという発想ではなく、きちんと需要のある商品を作って経済活動を行う事こそが、持続可能な耕作放棄地対策であるという観点から、野菜でも果物でも穀物でもなく、植木を育てるという判断をしました。
これから我が国の人口が加速度的に減少しますから食料の需要もそれに応じて減少しますし、国内需要の落ち込みを補うような輸出関連の有力な取り組みも見られない中では、食料生産は持続可能な耕作放棄地対策とはとても思えないからです。
山梨で畑をやるからには果樹農業への勧誘は、かなりの数をお受けしました。
しかしながら、折からの糖質制限ブームがブームで終わらずに定番化している世の中の状況を踏まえると、糖度を高める事に邁進を続ける現下の我が国における果樹農業には、懐疑的な目を向けざるを得ません。
ですから私は、植木農業をやるのだと、より決意を強めたのであります。
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その決意の先にあるものは、当然ながら人様に認めて頂ける木を育てる事でありまして、人様に認めて頂くためのひとつの取り組みがこの苗木直売所であり、さらに大きな目標地点として、横浜の園芸博覧会を位置付けています。
自らの取り組みを着実にステップアップさせていくためには一人で地道にコツコツやっているだけではダメだという問題意識をここ数年で持ち始めまして、その問題の一つの答えとして、適度に人目に晒し、人様に認めて頂くプロセスを経る、そういう努力もやっていこうと考えております。
そのために、苗木直売所で良い苗木を一人でも多くのお客様のお目にかけ、なるべく多くのお客様にお買い求めいただき、厳しい視点で私の取り組みをジャッジして頂きたいと考えています。
つきましては、山梨県の峡東地域の近くへお立ち寄りの暁には、ぜひ私の苗木直売所を訪れて、実際に見てお確かめを頂ければ幸いに存じます。
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