甲斐大和@山梨で苗木直売所のブログ

山梨県の甲斐大和で無人の苗木直売所を営んでいます。直売所の情報発信をしつつ、本格的に地域おこし、まちおこしを進める為の情報発信やご意見を承ったりしたいと考えています

甲斐大和@山梨で苗木の無人直売所を運営しています

 

 

 山梨県甲州市国道20号甲州街道)沿いで自家製苗木の無人直売所を営んでいます。

 

 具体的な場所は新笹子トンネルを甲府盆地側に出てから1.5キロほど、農協大和支所(閉所)のあった場所の隣で、JR甲斐大和駅からも徒歩1分の場所です。

 

 

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 現在取り扱っている樹種は4種類。

 

 

レモンユーカリ

 

蚊やダニが嫌がるハーブ系の香りを漂わせる、暖かい場所を好む広葉樹です。

 

昨年(2021年)にこの場所でテスト販売を始めるにあたって取り扱ったのがこの木で、ほとんど宣伝らしい宣伝をしなかったにも関わらず、6月から11月の5ヶ月で100本近くご購入頂けました。

 

今年も6月上旬から販売をはじめ、今のところ圧倒的な1番人気の商品です。

 

訪れて下さったお客様をガッカリさせないよう、せっせと在庫の補充に努めています。

 

 

 

ヨーロッパトウヒ(ドイツトウヒ)

欧米でクリスマスツリーとして使われるのが、このヨーロッパトウヒ(ドイツトウヒ)です。

 

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店主である私は若い頃にケーキ屋さんで3年半ほど働いた経験から、クリスマスに対する特別な思いを今でも持ち続けています。老若男女を幅広く笑顔にしてくれる素晴らしいイベントだと思います。

 

それで2017年から甲州市塩山三日市場で畑を借りてウラジロモミと、そしてこのヨーロッパトウヒの栽培に取り組んでいます。

 

日本ではウラジロモミの方がクリスマスツリーとしてメジャーな存在ですが、両方育ててみた経験から、トウヒの方が害虫と酷暑に対して強さを感じますし、モフモフ感も秀でています。

 

ぜひ皆様にもこの木が年々モフモフ感を増していく姿を見て楽しんでいただきたいです。

 

 

 

 ちなみに、売り物ではありませんが、ヨーロッパトウヒの仲間のカナダトウヒ(コニカ)を観葉植物として事務所前に飾っておりまして、ヨーロッパトウヒが育った姿の参考としてご覧いただければと思います。

 

 

 

カラマツ

 

観葉植物よりは山林の管理(治山)のために植樹される事が多く、そして建築資材として需要が多いカラマツです。

 

当店で育てている樹種のうちレモンユーカリとヨーロッパトウヒの種子は業者さんから購入しているのですが、ウラジロモミとカラマツは甲州市内の原生林で私自ら地面を這いつくばって採取した種子を育てております。

 

当初はウラジロモミの種子だけを求めて山に通っていたのですが、地面に落ちている松ぼっくりが自然に分解される様子を観察しようと数個持ち帰って水に漬けて置いておいたものから発芽したという出来事から、せっかくの出会いだからこちらも育ててみよう、と始めてみました。

 

この木は針葉樹の中でもとりわけ成長が早く、最近ではロシア産カラマツの輸入が出来なくなった影響が住宅建設に影響しているetcの世の中の状況から、もう少し掘り下げてみたいと個人的に注力しています。

 

 

 

ウラジロモミ

 

 私が2017年から足掛け5年にわたって取り組み続けているのが、日本のクリスマスツリーとしておなじみのウラジロモミです。

 

 この木は平成の大合併甲州市が誕生する前まで存在していた塩山市の市の木でもありましたし、今でも市内の大菩薩嶺に学術参考林がきちんと管理されている、地域とのゆかりの多い木でもあります。

 

 今年はとにかくたくさんの苗木を作ろう!と考え、ウラジロモミの種子をトータルで2000粒ほど採取して育苗に努めたのですが、なんと過去最悪の発芽率(2%弱)に留まる大不作に陥ってしまい、直売所に用意できる品物も、非常に寂しいものとなってしまいました。

 

 

 

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 ブログ開設一本目の記事ですので、取扱商品と場所に関する説明だけでずいぶん長くなってしまいましたが、ひとまずこれからコツコツと情報発信に努めていきたいと考えておりますので、ご贔屓のほどお願い申し上げます。

 

 

 

 

 

 

 

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